並列回路の電流と電圧を求めよう!3
オームの法則を使おう!
今回のオンライン授業動画はこちらです。
<問題>
次の図は,電源,スイッチ,電流計,電球2個を使った並列回路である。
電球aは6Ω,電球bは3Ω,電流計の値は0.2Aである。
次の問いに答えなさい。
(1)電源の電圧を求めなさい。
(2)電球bに流れる電流値を求めなさい。
(3)電源に流れる電流値を求めなさい。
(4)回路全体の抵抗の大きさを求めなさい。
正解はこちら!
(1) 1.2V
オームの法則により,電圧=抵抗×電流で求められます。
6Ω×0.2A=1.2V
(2) 0.4A
オームの法則により,電流=電圧÷抵抗で求めてみよう!
並列回路だから,電球bにも1.2Vの電圧が加わっているよ!
1.2V÷3Ω=0.4A
(3) 0.6A
電球aには0.2A,電球bには0.4Aの電流が流れていて,
最終的に合流して0.6Aの電流が電源を流れます。
(4)2Ω
抵抗Ra,Rbを使った並列回路の場合の全体の抵抗Rは,次の式で求められます。
\(\displaystyle \frac{1}{R}=\frac{1}{Ra}+\frac{1}{Rb}\)
今回は,
\(\displaystyle \frac{1}{R}=\frac{1}{6}+\frac{1}{3}\)
\(\displaystyle \frac{1}{R}=\frac{1}{6}+\frac{2}{6}\)
\(\displaystyle \frac{1}{R}=\frac{1}{2}\)
\(\displaystyle R=2\)
<別解>
回路全体の抵抗の求め方
回路全体の電流値と電圧値がわかっていれば,
オームの法則で回路全体の抵抗を求められます。
回路全体の抵抗 = 回路全体の電圧 ÷ 回路全体の電流
生徒さんと一緒に進めています。
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