【都立入試そっくり③-2】箱ひげ図
あるとき突然,高校数学に
出現した箱ひげ図。
そしてあるとき突然,中学数学に
降りてきた箱ひげ図。
学習時期は大体中2の終わり頃で,
中3になったらみんな忘れてる。
でも,高校入試の数学ってなぜか
3学期範囲の分野が出題されやすい。
そんなイメージです。
必ず1問は出てきます。
平面図形,空間図形,資料の活用,
確率,箱ひげ図,三平方の定理。
3学期範囲って難しいですよね…
3学期の学習内容は忘れやすくて,
期末テスト範囲外で軽視されがち。
そこで今回は
箱ひげ図のふくしゅうです。
それではスタート☆
箱ひげ図のふくしゅう問題
次の問題にチャレンジだ!
答えは下にあります。
解説動画もあるよ!
解説動画で一緒に学ぼう
実際に中3生と一緒に解き進めた
授業の録画です。
みなさんもぜひご一緒に!
こたえと解説
① 7冊
まずは,語句の確認。
四分位範囲とは,
しぶんいはんい,と読みます。
四分位範囲は,
次のひき算で求めます。
第3四分位数 ー 第1四分位数=
今回は,第3四分位数が12冊
第1四分位数が5冊。ひき算します。
12 – 5 = 7冊
ちなみに,第2四分位数が中央値。
その他の情報は,
次の画像から思い出そう。
②
箱ひげ図がわからない生徒さんは
実はこちらの問題からやった方が
いいかもしれません。
まずはデータ数をチェック。
15個のデータがあります。
今回は既に小さい順に並んでいます。
実際はデータがぐちゃぐちゃのまま
出題されるケースが多いかもです。
その場合は大きい順か小さい順に
並び替えよう。どちらでもOK
次に,中央値を調べます。
データは15個だから真ん中は8番目!
これが第2四分位数です。
次に,中央値の前後で
また真ん中の値を調べます。
要はどんどん均等にわけてくの。
第1四分位数と第3四分位数を
見つけます。
いよいよ箱ひげ図を作るよ!
一番小さいのが最小値。
一番大きいのが最大値。
あとは,それらを
「箱」と「ひげ」で図示します。
それが箱ひげ図です。
問題は以上です。
他にも確率や資料の活用なども
振り返ってみてください。
きっと入試にも出てきます。