理科 スポンジの凹みと圧力
圧力の問題で求め方を確認しよう
スポンジの凹みの問題が出やすい!
例題)
上の図のように,2.4kgの直方体をスポンジの上に置いて圧力を調べた。次の問いに答えよう。
ただし,100gの物体にはたらく重力の大きさを1Nとする。
(1)この直方体は何Nか。
(2)面Bを下にしたとき,スポンジに加わる圧力の大きさは何Paか。
(3)スポンジの凹みが最も大きいのは,A~Cのどの面を下にしたときだろうか。
ヒントや考え方)
(1)1Nは100gです。今回は2.4kg=2400gだから・・・
(2)Paはパスカルという圧力の単位です。
圧力(Pa)=面にかかる力の大きさ(N) ÷ 面にはたらく面積(m2)
で求められます。
単位に注意してください。
特に面積の単位変換ミスで間違えるパターンが多い!
(パスカルという単位が何なのかわからない・・・というパターンもありますが)
(3)いきなりここから解くこともできます。
力の大きさが同じ場合,面が小さいほど圧力が大きいです。
例えば,相手を手で押すより,針でプスッと刺した方が痛いよね!針が面積が小さいからね!
オンライン授業で一緒に学ぼう
実際に生徒さんと授業したときの録画です。一緒に授業を受けてみてください。
答えと解説
(1)24N
(2)200Pa
(3)面A
(1) 1Nは100gだから,2.kg=2400g
2400g÷100=24Nです。
(2)面Bは,30cm × 40cmで求められますが・・・ちょっと注意してください。
圧力の単位のパスカル(Pa)は,面積はm²で求めないといけません。
0.3m × 0.4m =0.12m2
または,30cm × 40cm ÷100 ÷100 =0.12m2と出してください。
どちらもcmからmに直さなくてはならないので,÷100は2回必要です。
面Bの圧力(Pa)=24N ÷ 0.12m2= 200Pa
になります。
(3)一番面積が小さそうなところ,面Aかな。
これでもOK。
ちゃんとやるなら,
画像のように,各面の面積を求めてみてください。
面Aが一番面積が小さくなります。
面Aの面積= 0.2m × 0.3m =0.06m2
面Aの圧力= 24N ÷ 0.06 =400Pa
一番圧力が大きいね!
面Bの面積= 0.3m × 0.4m =0.12m2
面Bの圧力= 24N ÷ 0.12 =200Pa
面Cの面積= 0.2m × 0.4m =0.08m2
面Cの圧力= 24N ÷ 0.08 =300Pa
圧力の問題はテストに出やすい!
圧力の問題って,けっこう単位が忘れやすいのか,
実力テストでも入試等でも出やすい部類と言えます。
ほかにも覚えることが多いですからね!
そんなときは,またこのページに戻って焦らずゆっくり取り戻していきましょう。
繰り返すことで,より定着しますよ!