中学理科 テストによく出る!斜面の物体の仕事
よく出る!間違えやすい問題例
滑車の問題,ものを持ち上げる仕事の問題,ではなく。
物体を斜面に沿って引き上げていく問題です。
ただし,紛らわしいというか,騙されやすいというか。
とっても間違えやすい問題として,よく実力テスト等に出題されます。
ぜひ対策していきましょう。
<例題>
オンライン授業での様子
生徒さんと授業したときの録画です。
こたえと解説
最初からひっかけ問題でした。
(1)は,20N×5m=100Jではありません。
そもそも,20Nの力で斜めに5m引きずってないんですよね。
そのまま上に持ち上げるなら20Nですが。
20Nの力で上にもち上がったのは,力の方向だと3mです。
5m斜めに動かして,3m真上にあげたのと同じ仕事ということです。
(2)で解明していますが,斜面の力Fは12Nです。
斜面では,12Nの力で5m進んだのです。
結局,仕事の原理により仕事は真上に3m上げたときと変わらず,60Jです。
斜め移動だと,距離が増えるけど真上に持ち上げるよりもちょっと楽になるわけです。
(3)仕事率=仕事(J)÷時間(秒)で求めます。
単位はW,ワットです。