2年数学のまとめ 箱ひげ図
各学年の最後に学習する単元は入試でねらわれる
中1数学で最後に学習する「資料の整理」
2年数学で最後に学習する「確率」,の後の「箱ひげ図」
学年末テストの範囲には入らず,次学年でテスト範囲に入らない限り軽視されやすい単元です。
ということを入試を作っている方々はわかっているので,けっこう出題されるのです。
箱ひげ図の復習 例題
次のデータは,10人の生徒の通学時間を調べて,短い方から順に整理したものである。
このデータについて,次の問いに答えなさい。
5,7,10,10,10,15,15,15,18,20 (分)
①四分位数を求めなさい。
第1四分位数・・・
第2四分位数・・・
第3四分位数・・・
②四分位範囲を求めなさい。
③データの範囲を求めなさい。
④箱ひげ図をかきなさい。
オンライン授業の様子(録画)
実際に生徒さんと授業したときの録画です。みなさんもぜひ視聴してみてください。
こたえはこちら
まずは,中央値を求めよう。
中央値は,データを順に並べたときの真ん中の値のことです。
でも,今回はデータ数が10個なので真ん中が存在しません。
ということで,真ん中を無理やり作ります。真ん中に近い10と15を足して2で割って12.5。
これが中央値(第2四分位数)です。
第2四分位数で区切った後,それらのさらに真ん中の値を取り出したのが第1四分位数,第3四分位数になります。
四分位範囲,データの範囲は紛らわしいので出題しています。
四分位範囲は,第3四分位数ー第1四分位数で15-10=5分になります。
データの範囲は,データすべてのなかの最大値ー最小値で求められます。
20-5=15分になります。
上記がすべて答えられたなら箱ひげ図はもう簡単だと思います。
データの最小値,最大値,
第1~第3四分位数を使って表します。