連立方程式の文章題3問

中2数学の連立方程式の利用,
いろいろな文章問題に
チャレンジしてみましょう。
中学校のテスト結果だけでなく,
成績も上げたい場合。
例えば数学では計算だけで点数を
取っていては成績のポイントは
伸ばせません。
序盤の計算問題と
後半の文章題では,
配点の意味が異なるからです。
これは他の教科でも同様です。
まずは数学から,
意識を変えていきましょう。
【基礎】いろいろな文章題3問
【問題1】
1個140円のみかんと1個180円のりんごを合わせて20個買いました。代金は3320円でした。みかんとりんごをそれぞれ何個買いましたか。
【問題2】
あるお店で,お弁当とお茶を1つずつ買いました。ちょうど特売日だったので,お弁当は定価の15%引き,お茶は定価の20%引きで,代金は623円でした。定価で買うよりも,117円安くなっているそうです。お弁当とお茶の定価はそれぞれ何円ですか。
【問題3】
Aさんは妹とドライブに出かけました。目的地まで,高速道路は時速90km,ふつうの道路では時速40kmで走りました。全体では3時間20分かかりました。走った道のりが全部で250kmとすると,高速道路とふつうの道路はそれぞれ何km走りましたか。
答えは下にあります。
まずは自身でチャレンジしてみよう!
授業動画を見てみよう
中2生と一緒に授業したときの
録画です。
一緒に学ぼう!
こたえと解説
こたえはこちら。
正解できたかな?
【問題1】
みかん7個,りんご13個
【問題2】
お弁当620円,お茶120円
【問題3】
高速道路210km,
ふつうの道路40km
各問題の解説
問題1
学校の定期テストなら,
文章題の序盤で出てきそう。
合わせて20個買ったことを表す式,
みかんとりんごの代金で式を作ろう。

問題2の解説
割合の問題です。
割引後に623円になりましたね。
117円安くなっているので
定価では740円ということです。
割引後の代金では,
お弁当は15%引きですから
100%のお弁当のうち,
100%-15%=85%分がお弁当代。
15%は割引してくれた分だ。
同様に,お茶も20%引きだから,
100%のお茶の代金のうち,
100%-20%=80%がお茶代。
20%は割引してくれた分だよ。

問題3の解説
距離・速さ・時間の問題です。
まずは距離の合計の式を作ろう。
次に,時間の式だけど。
時間=道のり÷速さ だね。
3時間20分をどうするかが問題。
3.2…?とかダメだよ!
この問題では速さが時速だ。
だから,分じゃなくて時間で
表す必要がある。
3時間20分は200分だけど,
200と書いたら200時間になっちゃう。
200分を60で割って単位を合わせよう。

今回の問題は以上です。
ぜひ他の問題にもチャレンジしてみてね!