【クイズ】日本の雨温図③ 中央高地の気候

今回は,日本の雨温図の記事3つ目。
中央高地の気候を特集します。
他の①,②もぜひご覧ください。
気象庁のデータを参考にして
雨温図を制作しています。
ホンモノのデータです。
もしかしたら,異常気象等
参考にならないデータもあるかも。
でも事実なんだから仕方ない☆
それではレッツゴー!
中央高地の気候くらべ,はじめます。

中央高地は,図のように,
内陸部分です。
今回はこちらの地域をピックアップ!

画像は,今回登場する
地域の一部です。
他にもあるよ!
この記事を読んで,
ぜひ中央高地の気候の特徴を
つかんでください。
定期テストもきっと大丈夫!
入試だって対応できるはず☆
中央高地の気候くらべ
横にスライドしてね!
たくさん見られるよ!
中央高地は,
日本の真ん中あたりの
岐阜県,長野県,山梨県,群馬県,
栃木県,埼玉県の内陸の気候。
山々に囲まれていて
あまり雨が降りません。
でも,内陸自体がもう山。山。
山の中なんですよ。
標高自体が高め。
私も山梨県民ですから言いますが,
360度,どこを見回しても
四方は山しか見えません。
盆地だからね,仕方ないですが。
降水量が少ない点で
瀬戸内の気候とも似ていますが,
標高が全然違いますから,
中央高地は寒暖差が激しい。
これが大きな特徴になりそうです。
基本的な中央高地の雨温図の紹介
長野県松本市の雨温図です。

降水量は全体的に少なめ。
でも,四方が山なので
数年に一度,冬は
ドカッと雪が降ったりします。
冬の平均気温は0℃近いですね。
もうちょっと標高がある内陸なら
冬の平均気温は0℃以下です。
特に山に囲まれた盆地などは
夏蒸し暑く,冬寒い。
寒暖差があります。
これが中央高地の特徴です。
東北地方(太平洋側)と中央高地の比較
横にスライドしてね!
中央高地と東北地方の気候を
比較しよう。
とても似ているよ!
中央高地の気候は,
降水量が若干少なめで
冬とか寒い。
これが東北地方とよく似てる!
ほとんど見分けがつかないから
テストで出題されるなら
かなりわかりやすいグラフに
なっているか,
別のヒントで見分けを付けられるように
なっていると思います。
そのまま出題されたら私は自信ないなあ。
中央高地には避暑地がある!
横にスライドしてね!
避暑地の雨温図が見られるよ!
中央高地は,
山に囲まれて自然いっぱい。
寒暖差もけっこうあります。
標高高めの内陸では,
夏がとっても涼しい避暑地です。
今回は,軽井沢と那須高原を
雨温図にしています。
夏は平均20℃前半で涼しそうだね!
避暑地があるのも
中央高地ならではの特徴ですね。

瀬戸内と中央高地では標高が違いすぎる

瀬戸内は,
山に囲まれているけども
海に近い標高で平野です。
標高が低いんですよね。
中央高地なんて・・・もう・・
山に囲まれた山の中だよ!
私は山梨県民ですけど
山の中に住んでるわけですよ。
改めてビックリだよ!
エアコン必須。
【まめ知識】中央高地の山脈を覚えておこう
せっかくだから,
山脈の名称をふくしゅうだ!
横にスライドで,
他の語句も復習できるよ!
中央高地には,
標高3000m級の山脈が
連なっているため,
日本アルプス,
または
日本の屋根と呼ばれています。
日本アルプスは
飛騨山脈,木曽山脈,赤石山脈の
3つを合わせた呼び名です。
中部地方では,
北側は北陸,南側は東海,
その間が中央高地と呼ばれています。
そして,ちょうど真ん中あたりに
フォッサマグナと呼ばれる
大きな溝(みぞ)があるとのこと。
これより北は南北に山脈があって,
南は東西に山脈があるんだってさ。
中央高地を活かした農業
中央高地は,
山に囲まれて
居住地自体も標高が高め。
そんな寒暖差のある地域で
できる農業があるのです。
それが抑制栽培と果樹栽培。
これらの特徴が強すぎて。
テストでも出まくりです。

まずは,簡単な分類を紹介します。
園芸農業というのがあって
これは人口が多い都市向けに
大量に野菜などを作る農業のこと。
都市向けなら,都市の近くで作れば
輸送費安いし新鮮なまま届けられるね!
都市の近くで作っていたら
近郊農業。
でも,都市の近くで作りにくい時期が
あったら。
中央高地のような涼しい場所じゃないと
育ちにくい野菜だったら・・・・
多少,都市から遠くて
輸送費かかっちゃうけども
中央高地で作るしかないよね。
それが輸送園芸農業。
近郊農業でも
ビニルハウスなどお金かけて
施設園芸農業をすれば
ある程度はできます。
でも,たとえば,
ビニルハウスでこれができるかな?

ビニルハウスを使わなくても
涼しい中央高地なら
大量の野菜を育てられる!
多少,都市部から遠くても
これだけ育てられれば
輸送費だって問題なし。
ビニルハウスは維持費が高過ぎて。
群馬県のキャベツが強すぎる

キャベツやレタスは高原野菜です。
涼しいところでよく育つ野菜です。
暑いと育たないし,先に腐ります。
グラフをご覧ください。
千葉県も愛知県も
キャベツの産地ですが,
夏は暑すぎて
キャベツ出荷できてません。
群馬県をのぞいてね。

群馬県西部に
群馬県嬬恋村(つまごいむら)
がありまして。
中央高地の涼しい気候を利用した
日本一のキャベツ産地です。
村なんですよ。
キャベツって涼しいときに育つので
一般的には
夏をのぞいて主に冬~春で作ります。
でも避暑地なら別の話。
例えばということで
近くの避暑地の雨温図がこちら。

中央高地は
夏でも春~初夏みたいな気候。
夏でも涼しいのです。
つまり,
中央高地では気温でいうと
夏の時期でも春~初夏の感覚。
だから時期を遅らせて
キャベツを育てて出荷できます。
これを抑制栽培といいます。
他ではなかなかできません。
これが,私たちが
一年中キャベツを食べられる理由☆
グラフのように,
日本各地の気候を利用して
1年間キャベツの出荷リレー
をしているのです。
夏のキャベツは群馬県の出番☆
まとめ。
Q. 抑制栽培とは?
A.通常より収穫時期を遅らせて
出荷する栽培方法。
長野県のレタスが強すぎる

中央高地の農業で
テストに出るなら
群馬県のキャベツか
長野県のレタス!
キャベツと同じで
レタスも高原野菜です。
涼しいところで育つ葉物野菜。

なんと!
夏のレタスは長野県の
2つの隣り合う村が作っていた!
レタスも1年間で
出荷リレーをしています。
例えば,
冬から春は静岡県と茨城県,
夏は長野県,秋は茨城県,
といった具合です。
それぞれの気候を活かしています。
最近では,
早朝にレタスを収穫する
朝採りレタスが大人気☆
それは,
早朝の涼しいうちに収穫することで
野菜の鮮度を保ったまま
その日のうちに出荷できるから!
早朝はちょっと大変だけど,
これならレタスの
商品価値も上がりますね。
山梨県と長野県はフルーツ王国

桃の生産量は
山梨県1位!
福島県2位!
長野県3位!
中央高地って山ばかりですから
傾斜があるんですよね。
高低差あるというか。
そういうところだと,
水はけが良くて
(水がどんどん流れていく)
果樹栽培向きなんです。
日も当たりやすいですし。
でも,
田んぼには向いていません。
水はけが良くて
水がどんどん流れていっちゃうし,
山地だから土を耕すと
大きな石がゴロゴロ出てきちゃう☆
まあ,米作りしてないわけではないですが
少数派です。
そんな中央高地で
果樹栽培をしていたら
フルーツ王国になったのが
山梨県と長野県なのです。
ぶどうの生産量も山梨県が1位!

山梨県と長野県で全国の
約50%のぶどうを生産しています。
特に最近は
シャインマスカットという
品種が大人気!

こちらは山梨県のシャインマスカット畑。
私は山梨県民なので,
近所は大体こんな感じです。
桃かブドウか。
どちらかの果樹園ばかりです。
シャインマスカットおいしいよね!
値段がちょっと・・・高いけど・・
実は水も豊富だった中央高地

でも,
降水量が少ない中央高地で
どうやって栽培をするのでしょうか。
実は,中央高地は山脈が近くて
豊富な雪解け水があるのです。
自然のダム☆
それらを貯めておく人工ダムも
ちゃんとあります。
だから中央高地では,
降水量が少なくても
めったに水不足になりません。
【クイズ①】中央高地の雨温図は?
ここからはクイズです。
まずは1問目。
中央高地の雨温図当てクイズ☆
A・B・Cのうち,
中央高地の雨温図はどれでしょうか。
横にスライドして選んでね!
答えは下にあります。
中央高地は,
降水量少なめで,
寒暖差があるよ。

答えは雨温図B!
長野県長野市の雨温図です。
他の雨温図もどこか
チェックしてみてね!
横にスライドしてチェックだ!
【クイズ②】中部地方の山脈の名称
続いてクイズ2問目。
中部地方の山脈当てクイズ。
日本アルプスの山脈を答えよう!
問題②-2もあるからね!
正解は下にあります。

ヒント☆
ひだ・きそ・あかいし
の3つだ☆
場所を当ててみてね。

②ー1のこたえは,
飛騨山脈,木曽山脈,赤石山脈。
②ー2のこたえは
標高3000m級の山脈が
連なっているから!
でした。
【クイズ③】中央高地でよく見られる農業は?
最後は中央高地の農業クイズ。
赤い地域で特によく見られるのは
A・Bのどちらでしょうか!

これはテストでも
よく出てくる画像かもしれません。

正解は図B!
レタス畑の画像です。
図Aの桃は山梨県でよく見られます。
画像でいうと山梨県の
ピンク色の部分です。
今回は以上です。
中央高地の気候や農業を
特集しました。
ぜひテスト対策にご活用ください。
私と一緒にテスト対策してみたい方は
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キミの参加を待っているよ☆