テストでよく出るアフリカ編
今回は,中学社会の世界地理のアフリカを図で解説していきます。
テストでよく出るところをまとめています。
アフリカクイズでチェック!
簡単なアフリカのクイズを出します。
すぐに正解できれば,このページの内容はバッチリです!
第1問
アフリカを通る,本初子午線と赤道はそれぞれ何番でしょうか?
正解は,本初子午線は②番,赤道は⑥番です。
第2問☆ アフリカの地形クイズ!
次の地図上の,アフリカの砂漠名,東西の海の名称,代表的な川の名称,盆地名,湾名をお答えください!
正解は,サハラ砂漠,西の大西洋,東のインド洋,ナイル川,コンゴ盆地,石油が取れるギニア湾,でした。
本初子午線と赤道の位置を確認しよう!
上の図は,アフリカの本初子午線と赤道ラインです。ちょうど交わっているあたりが,石油が取れるギニア湾です。
ちなみに,ギニア湾の近くのナイジェリアでは,輸出品のほとんどが原油です。
アフリカの気候をまとめよう!
赤道直下は熱帯です。一年中熱くて雨もよく降ります。
下の図の,コンゴ盆地では,熱帯林が広がっています。
ちなみに,地図の左側が大西洋,右側がインド洋ですね。
次の図を見てください。
赤道直下から少し離れると,乾燥帯になります。もうちょっと離れるとサハラ砂漠があります。
特に,図のサバナ気候の地域では,雨がよく降る時期(雨季)とほとんど降らない時期(乾季)がはっきりしています。
だから,植物が全く育たないわけではないのですが,木がまばらにあるくらいでほとんどが草原,そんな地域です。
サバナとは,この地域では草原という意味の言葉です。他の地域の草原は,また違った名称だったりします。
実力テストによく出る!アフリカの産業
ここらへんを知っていると,テストできっと役に立ちます!
まずは,コートジボワールとガーナと言えばカカオ豆!
チョコレートの原料ですね。たくさん生産されています。
ガーナは日本ではチョコの商品名としても有名ですね。
実際は,コートジボワールの方がたくさんカカオ豆を生産しています。
イギリスのティータイムとケニアの茶
次に,ケニアの茶!
日本にも輸出されています。
私たちがおいしく飲んでいる紅茶は,ケニアの方々が生産した茶葉で作られているかも。
ガーナやケニアは,昔はイギリスの植民地でした。今でも両国の公用語は英語です。
イギリスの植民地時代,いろいろな企業が進出して,プランテーションと呼ばれる大農園が作られました。
今も生産が続けられており,現在では世界中に農産物が輸出されています。
イギリスといえば,午後のティータイム。
でも,イギリスって高緯度にありまして,茶もカカオ豆も生産できなかったんです。
だから,ガーナやケニアの土地と労働力を使って生産していたわけです。
そして,忘れてはいけない南アフリカ共和国!
アフリカは鉱山資源に恵まれています。
南アフリカ共和国では,金やダイヤモンドが重要な輸出品になっています。
カカオ豆で有名なガーナでも,金がよく取れます。
近年では,スマホの液晶などにも使われるレアメタルが注目されています。
南アフリカ共和国を中心に採掘が進んでいます。
アフリカの課題とは?
アフリカって,国によって農産物や鉱山資源がかたよっているんですよね。
ガーナのカカオ豆,ケニアの茶,タンザニアのコーヒー,ナイジェリアの石油,南アフリカ共和国の金,などなど。
このように,国の輸出品が,特定の農産物や鉱山資源だけに頼っている経済のことを,モノカルチャー経済といいます。
ただ,モノカルチャー経済は,天候に左右されやすく,年によって売れる量や値段も変わるので,国の収入が安定しません。
豊富な資源があること自体は,すばらしいことのですけどね。
今回のアフリカ特集は以上で終わりです。
気になることがあったら,興味関心で調べてみてください。きっと理解が深まりますよ。